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2016/1/16兵庫県立芸術文化センター「開館10周年記念演奏会」
青柳文化庁長官、井戸館長(兵庫県知事)メッセージ

兵庫県立芸術文化センター「開館10周年記念演奏会」記念式典での
青柳文化庁長官、井戸館長(兵庫県知事)のメッセージをご紹介します。

兵庫県立芸術文化センター「開館10周年記念演奏会」
青柳正規 文化庁長官 ゲストメッセージ

平成27年12月10日   
  兵庫県立芸術文化センター
KOBELCO大ホール   

 兵庫県立芸術文化センターが10周年を迎えましたこと、心からお祝い申し上げます。
 平成17年からの活動はすばらしいものであり、既に公演入場者が500万人を超えるとともに、毎年50万人以上の方々が、音楽・演劇・演芸などの多彩な催しをご覧いただいたこと、心から良かったと思います。
 平成17年に「阪神・淡路大震災から10年」を期してこのセンターが開館しました。大震災から立ち上がった被災地のシンボルとして、あるいは心の絆、多くの方々からの協力・支援に対するお礼、さらには、クリエイティブな震災復興を願う方々のシンボルとしての開館です。
 芸術文化センター、佐渡裕芸術監督をはじめとする関係者による絶え間ないご尽力とともに、様々な音楽家や演劇人、芸能人等のご出演の皆様の努力もいただきながら、歩んでこられました。
 しかし、それよりも何よりも、ここを訪れる県民の方々が、「私たちのセンター」と感じてくださっているからこそ、これだけの成功につながったのでしょう。そして大震災からの復興、さらに豊かな時間と幸せな時間を改めて噛みしめる場としても、センターが機能しているのではないかと思います。そうした意味でも、このたび10周年が迎えられ、大変充実した10年間であったこと、本当に心からお慶び申し上げます。
 現代社会では、少子・高齢社会など将来に希望にあふれた時代が、十分には期待できない状況に思われます。しかし、芸術文化センターのような場所で、すばらしい音楽や演劇などを見聞きすることによって、住民一人ひとりの生活を充実させていくことができれば、どれだけつらい状況になっても、生きていくことの喜びや幸福感を味わう原点になっていくのではないかと考えています。
 そうした意味で、是非これからも皆さんがセンターを愛してくださることが、さらに強く大きく進んでいく糧になると思うので、よろしくご支援をお願いいたします。
文化庁も及ばずながらご協力を申しあげてまいりたいと思います。今日は本当におめでとうございました。

 *開館10周年記念演奏会終了後、青柳長官からご感想をいただきました。
 「地域でこれだけお客様から支持され、にぎわっている劇場を私は認識していませんでした。
  これほどの素晴らしい劇場が兵庫にあるということをこれから大いに宣伝していきたいと思います。」

[ゲストメッセージ 青柳正規 文化庁長官] [祝賀コンサート]

[写真]飯島 隆



兵庫県立芸術文化センター「開館10周年記念演奏会」
井戸敏三 館長(兵庫県知事)メッセージ

平成27年12月10日   
  兵庫県立芸術文化センター
KOBELCO大ホール   

 皆様、本日は芸術文化センター10回目の誕生日のお祝いにお越しいただき誠にありがとうございます。
 今年は阪神・淡路大震災から20年を経過した年でもあります。芸文センターは、平成17年10月22日、大震災から10年を契機にオープンさせていただきました。復興のシンボルとして開館しましたが、なぜ復興のシンボルなのか。それは創造的復興を成し遂げるために、災害にも負けないで立ち上がろうという人々の気持ちがなければ復興できないという思いがありました。震災直後には被災地の至る所で芸術文化活動が展開され、そのことが私たちの復興への意欲と歩みに対する一歩を後押ししてくれたのです。その象徴としてこの芸術文化センターをスタートさせていただきました。
 この10年間、本当に多くの皆様から愛され続けてきました。公演入場者数は、この9月に500万人を突破いたしました。それから今日までお越しいただいた皆様を合わせると510万人は超えているのではないかと思います。
 芸術文化センターは、皆様にここまで育てていただきました。観客の方々のうち3分の2は県内の皆さん、3分の1は県外の皆さんです。これからも皆様のために原点を忘れないで芸術文化センターのあり方を追求していきたいと思っています。
 佐渡芸術監督が「第九」をどうしてもやるということで、今回の曲目に入っていますが、これは10年前に開館した時の演奏曲目が「第九」だったからです。いま世界がいろいろな形で揺れていますから、「世界の人たちは皆友達だ」というフロイデの歌に寄せる気持ちを皆様方と一緒に共有したいと思います。
 10年は一つの節目ではありますが、経過点でもあります。これから10年、20年と、さらに県民の皆様やセンターを愛する方々の期待に応えられるよう私ども一同しっかり心がけてまいりますので、これからも是非ご支援とご指導をお願い申し上げます。
 私は、いつもこうした時に、歌を作らせていただいています。
 「震災を  乗り越え来たる  拠点には  心の響き  絆とならん」
 「心の絆」という原点を忘れずにこれからも芸術文化センターらしさを発揮しながらしっかりと歩み続けてまいります。本日ご来場の皆様をはじめ、センターを愛してくださる皆様に、心から感謝いたしますとともに、ご指導、ご支援をお願い申し上げまして、ご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

[館長メッセージ 井戸敏三 兵庫県知事] [開会ファンファーレ 芸術文化センター管弦楽団(PAC)]
[写真]飯島 隆