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2020/8/21山崎正和名誉顧問のご逝去にあたって(令和2年8月21日)

 本日、山崎正和さんの突然の訃報に接し非常に驚きました。心から哀悼の意を表します。

 山崎さんと兵庫県との関係は、昭和58年、ピッコロ演劇学校の創設時にご指導をいただいたことから始まりました。
 その後、兵庫現代芸術劇場芸術監督、兵庫県芸術文化協会芸術監督として、芸術文化センターのソフト先行事業である「ひょうご舞台芸術」において質の高い演劇作品を企画・制作、県内での開催により、文化芸術の普及に大きく指導いただきました。

 特に、阪神・淡路大震災で甚大な被害を受けた県民の復旧復興への立ち上がりには、文化の復興が支えになることを強く主張。自ら制作した舞台を通じて、県民を勇気づけていただきました。山崎先生の芸術文化への熱い思いが、復興のシンボルとしての芸術文化センターの整備にも結実しました。

 文化勲章の受章など大きなご功績を残された生涯をしのび、心からご冥福をお祈り申し上げます。

令和2年8月21日

兵庫県立芸術文化センター館長
 兵庫県知事 井戸 敏三 





 山崎正和さんの突然のご逝去の報に接し、心からお悔やみ申し上げます。

 山崎先生は、兵庫県立芸術文化センターの立ち上げから携わっていただき、今日の芸術文化センターがあるのは先生のおかげだと思っています。
 これからの芸術文化センターのあり方についても、一緒に考えていただき感謝しています。
 さらに、40代で芸術監督に就任した若い私の背中を押して応援していただいたことは、ずいぶん励みになりました。
 9月のスーパーキッズオーケストラのコンサートを見に来てもらうことを楽しみしていたので残念です。

 山崎先生ありがとうございました。ご冥福を心からお祈り申し上げます。

令和2年8月21日

兵庫県立芸術文化センター芸術監督
  佐渡 裕