今年、開館15周年を迎えた兵庫県立芸術文化センターの“生みの親”のお一人である、故山崎正和芸術文化センター名誉顧問への感謝を込め、ホールのシート(1席)を「メモリアルシート」としてお名前を刻むこととしました。
披露については、開館15周年記念演奏会(12月11日(金)14:00~KOBELCO大ホール)で行います。
【故山崎正和氏のご功績】
① 山崎氏は、芸術文化センターの構想段階(1988(S63)基本構想策定委員会委員~)から参画され、故貝原俊民知事とともに具体化を進められた。
「(財)兵庫現代芸術劇場」芸術監督に就任され(1991)、ハード整備に先立つ「ソフト先行事業」として「ひょうご舞台芸術(1991(H3)~2006(H18)年度)」の上演など、ソフト重視の新しい劇場のモデルづくりに取り組まれた。
② 阪神・淡路大震災から5か月後に「ゲットー」(自主企画制作)を上演(兵庫・東京)。甚大な被害を受けた県民の復旧復興への立ち上がりには、文化の力が支えになることを強く主張。復興への熱い思いが復興のシンボルとしての芸術文化センターの整備に結実した。
メモリアルシート
芸術文化センター構想をともに進められた貝原俊民知事メモリアルシート(KOBELCO大ホール1F「H列25番」2014年設置)の隣席である1F「H列26番」に設定。
背もたれ上部に、貝原俊民知事メモリアルシートと同様のプレートを設置。
令和2年12月11日(金)の芸術文化センター開館15周年記念演奏会の場で紹介予定。
(縦20㎜×横80㎜)